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添加物ってなに?無添加にこだわる焼肉屋店主が本音で語ります

2026.02.27


「添加物って体に悪いんですか?」

「無添加って書いてあるけど、何が違うんですか?」

焼肉屋をやっていると、本当によく聞かれる質問です。

私は大阪市福島区で、無添加・無化調にこだわった焼肉屋を営んでいます。正直に言うと、最初から“無添加”を売りにしようと思っていたわけではありません。ただ、「自分の家族に安心して食べさせられるか?」という基準で考え続けた結果、今のスタイルになりました。

今日は、焼肉屋の店主としての目線で、「添加物ってなに?」という疑問にできるだけわかりやすくお答えします。

1. そもそも添加物ってなに?

添加物とは、食品を加工・保存・見た目や味を整えるために加えられる物質のことです。

例えば、

・保存料

・着色料

・甘味料

・香料

・酸化防止剤

・うま味調味料(化学調味料)

などが代表的です。

法律上は「食品添加物」として認可されているものなので、すべてが“悪”というわけではありません。実際に、添加物があるからこそ安全に流通できる食品も多いです。

ただし問題は、「どれだけ使われているか」「どんな目的で使われているか」です。

2. 添加物はなぜ使われるのか?

添加物が使われる主な理由は3つあります。

① 保存性を高めるため

 

食品を長持ちさせるために保存料や防腐剤が使われます。大量生産・大量流通の時代には必要とされてきました。

② 見た目を良くするため

 

着色料や発色剤は、より美味しそうに見せるために使われます。特に加工肉などは色味を安定させるために使われることがあります。

③ 味を安定させるため

 

うま味調味料や人工甘味料は、味を均一にするために使われます。どの店舗・どのロットでも同じ味を再現できるメリットがあります。

ここまで聞くと「便利やん」と思うかもしれません。実際、その通りです。

ただ、私はこう思っています。

「本当にそこまで整える必要あるんやろか?」と。

3. 無添加と無化調の違いとは?

よく混同されがちですが、少し違います。

・無添加 → 保存料や着色料などの添加物を使っていない

・無化調 → 化学調味料(うま味調味料)を使っていない

当店では、どちらも極力使わない方針です。

なぜなら、素材そのものの力を信じているからです。

肉は仕入れで8割が決まる。

タレは素材の組み合わせで決まる。

ごまかすための調味料は必要ない。これが私の考えです。

4. 添加物は本当に体に悪いの?

ここは冷静にお話しします。

日本で認可されている添加物は、一定の安全基準をクリアしています。だから、直ちに健康被害が出るというものではありません。

ただし、

・日常的に大量摂取する

・複数の食品から重ねて摂取する

・小さなお子様や高齢者

こうしたケースでは、やはり気になる方も多いでしょう。

そして何より、私が大切にしているのは「次の日の体の軽さ」です。

実際にお客様から、

「ここで食べても胃もたれしない」

「翌日が楽なんです」

という声を多くいただきます。

これは、タレや下処理に余計なものを使っていないからだと実感しています。

5. 焼肉と添加物の関係

焼肉屋は特に注意が必要な業態です。

・漬けダレ

・もみダレ

・キムチ

・ナムル

・ドレッシング

・スープ

実は、加工品を仕入れると添加物が含まれていることが少なくありません。

だからこそ、当店では可能な限り“手作り”にこだわっています。

手間はかかります。

正直、コストも上がります。

でも、それでもやる理由はシンプルです。

「安心して美味しく食べてほしいから」

それだけです。

6. 無添加にこだわるメリット

無添加にすることで得られるメリットは大きいと感じています。

① 素材本来の味が際立つ

 

化学調味料で味を“足す”のではなく、肉の旨みを引き出す。

② 食後の負担が少ない

 

余計な油分や添加物を減らすことで、胃腸への負担が軽くなる。

③ リピーターが増える

 

一度体感すると「またここで食べたい」と言っていただける。

実際に、健康志向のお客様や小さなお子様連れのご家族から支持をいただいています。

7. 無添加=味が薄い、は本当?

よく言われます。

「無添加って味が物足りなさそう」

違います。

素材の味がはっきりしているからこそ、シンプルでも深い味わいになります。

例えば、水茄子。

塩だけで十分に美味しい。

良い肉は、タレに頼らなくても旨い。

無添加は“引き算の料理”だと私は思っています。

8. 添加物とどう向き合うべきか?

私は「すべて排除すべき」とは思っていません。

大切なのは、知ること。

・何が入っているのか

・なぜ入っているのか

・自分はどう選ぶのか

これを理解するだけで、食の選び方は変わります。

そして外食の選択肢として、「無添加・無化調のお店」があることも知っていただけたら嬉しいです。

9. 私が無添加にこだわる理由

最後に、店主としての本音です。

私自身、昔は食後に重たさを感じることがありました。

でも、仕入れや調味料を見直してから、自分の体が変わりました。

だからこそ、自信を持って出せる。

「安全に美味しく楽しめる焼肉」

それをこれからも追求していきます。